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HOW TO PRINT


「着たい」アイテムを「イメージ」の加工方法で作ろう
PRINTING METHODSSPRING & SUMMER 2023

“HOW TO PRINT United Athle”

豊富なアイテムバリエーションから「着たい」アイテムを作れる、United Athle。
だからこそ、デザインと加工方法の組み合わせにはこだわりたいもの。
今回は、2種類のデザインについてそれぞれ2つずつの技法で加工を施し、仕上がりを比較しました。
同じデザインでも加工方法を変えれば見え方も変わります。

最適な加工方法をそれぞれのポイントを押さえ、選んでみてください。

PRINTING & PROGRESS主な加工パターン

まずは今回使った4つの加工方法のそれぞれの特長と注意点を紹介。

ポイントを押さえれば、スムーズにアイテム作りを進めることができます。

PROCESSING : 1シルクスクリーンプリントSILK SCREEN PRINTING

1色ごとに「版」を製作しインクを刷るプリント方法。インクの種類を変えることでさまざまな表現ができ、主に大量ロットに適しています。ウェアプリント加工の中で最もポピュラーな手法。インクの色数を増やすと、その分だけ版の製作費用が増えていくので注意が必要です。

PROCESSING : 2インクジェットプリントDTG PRINTING

製品に直接インクを吹きかけるプリント方法で、1枚ずつプリンターで印刷をするので小ロットに適しています。フルカラーで再現性の高いプリントをしたい場合に◎。主に綿素材の製品で対応が可能な方法なので素材選びは注意が必要。多色のデザインやグラデーション、写真などをきれいにプリントすることができます。

PROCESSING : 3転写プリントHEAT TRANSFER PRINTING

専用シートにデザインを印刷し、圧着することでプリントをする方法。発色の良いフルカラープリントが特長で、さまざまな素材の製品にプリントが可能です。シート特有の質感は好みが分かれるため、デザインにマッチするかどうか確認する必要があります。

PROCESSING : 4刺繍EMBROIDERY

他のプリントにはない独特の高級感・立体感があり、小さな柄でも存分に存在感を発揮します。Tシャツやキャップのワンポイントとして大活躍!プリントよりも耐久性があるため、いつまでもきれいに着ることができます。企業ロゴ・ブランドロゴなどのデザインからお一人ずつの名入れまで、活用の幅が広いのもポイント。

COMPARISON加工とその比較

United Athleのマストアイテム、プルオーバーパーカ・クルーネックスウェットに
2種類のデザインを載せて比較してみました!

CASE : 12 COLORS DESIGN

ボディカラーは人気のアッシュを選定し、加工カラーはトレンドにあわせた絶妙なグリーンと、あえてのボディーカラー同系色のホワイト。加工方法で生まれる表現の差に注目です。

PROCESSINGシルクスクリーンプリントSILK SCREEN PRINTING

今回のデザインは2色プリントのため、2版作る必要があります。シルクスクリーンプリントは、プリントインクの生地なじみや発色の良さが特長です。パーカに対して、同系色のホワイトインクはボディに溶け込むようになじんでおり、反対にグリーンのインクははっきりと表現されていることで、プリントの特長を活かしたメリハリのある印象に仕上がります。 また、製作枚数が多く、デザインの色数が少ない場合にはコストパフォーマンスが高いのも魅力の一つ。

PROCESSING刺繍EMBROIDERY

シルクスクリーンプリントと比較してみると、同じデザインでも立体感が抜群です。ボディと同系色のデザインもシルクスクリーンプリントよりはっきりしているため、存在感が抜群。ただし、細かいデザインやデザインサイズが大きくなる場合には、コストアップしてしまうこともあるので注意が必要です。

Style No.5618-0110.0オンス T/C スウェット プルオーバー パーカ
(裏起毛)

17 colors / 6 size

保温性の高いふっくら・やわらかな裏起毛の定番プルオーバーパーカ。表糸は毛玉ができにくい綿100%で組成しており、プリント加工に最適です。2022AWにはUnited Athleの人気カラー「スミ」「スモーキーグリーン」の2色が追加されました。


CASE : 2FULL COLOR DESIGN

ボディカラーは王道のブラック。そこにフルカラーのデザインをのせてみました。多色デザインの際に選ぶ加工方法の風合いと、細かなデザインの見え方などを比較します。

PROCESSINGインクジェットプリントDTG PRINTING

インクを直接ふきかけるため、プリントが生地目や生地色に影響されやすい加工方法です。転写プリントに比べるとやわらかな発色が魅力で、自然な風合いのフルカラーデザインが実現可能です。

PROCESSING転写プリントHEAT TRANSFER PRINTING

シートにデザインを印刷しているため、インクジェットと比べるとさらに細かい文字などの再現が可能で、はっきりとした発色が特長です。デザインの周囲には、特有の「フチ」がつきますが、生地色に合わせて目立ちにくくすることも可能です。



さまざまなプリント・加工方法
プリント・加工に関するあれこれVol.01

ウェアプリントの王道、シルクスクリーンプリントや転写プリント、
フルカラーが得意なインクジェット、高級感のある刺しゅうなど、United Athleは
それら二次加工に適した無地アイテムブランドです。

今回は、デザインをUnited Athleアイテムにプリント・加工する
さまざまな方法をご紹介します。

INDEX

01ウェアプリントの王道!シルクスクリーンプリント

古くからあるプリントの方法で、Tシャツなどウェアのプリント加工の中で最もポピュラーなもののひとつ。 版画や印刷技法の一種で、「版」と呼ばれるものを使ってインクを刷り込み、プリント柄を再現する方法です。 さまざまな表現技法(インクの種類や技術者の手腕に影響される)があり、生地馴染みが良いのが魅力。 プリントのための製版が必要不可欠で、製作枚数によっては高コストになることもあります。

水性インクのプリントイメージ

油性インクのプリントイメージ

インクの種類や刷り手の技術によってさまざまな技法があります。

02フルカラーが得意!細かな柄にも最適転写プリント

専用シートにデザインを印刷し、圧着によってウェアにプリントをする方法。 「無製版転写」「デジタル転写」「昇華転写」などの種類があり、フルカラープリントに最適。 細かな柄の再現も得意なため、写真のようなデザインにも使用されます。

白いボディへのプリントイメージ

黒いボディへのプリントイメージ

無製版転写転写シートにデザインを出力し、圧着・プリントする方法。版代がかからず、小ロットからフルカラーで対応できます。デジタル転写シートにデザインを出力し、“糊付け”のために版を使用する方法。版代がかかるため、大ロットの方が割安になる場合がほとんどです。昇華転写ポリエステル100%素材・白ボディのみに対応。シートに出力したインクを熱で気化させ、繊維に色を浸透させるため、生地との一体感が抜群。

無製版転写(左)とデジタル転写(右)

転写の種類とその違いについて

「無製版転写」と「デジタル転写」で見た目の大きな違いはありません。
しかし、糊付けがない分、「無製版転写」の方が触ったときの生地馴染みは良いと感じられる方が多いようです。
また、「昇華転写」は、ポリエステル100%素材の白ボディという制限はありますが、抜群の生地馴染みが魅力の転写プリント方法です。

03フルカラーに◎。柔らかな仕上がりも可能インクジェットプリント

ウェアに直接インクを吹きかけてプリントをする方法で、フルカラー・グラデーション・写真のようなデザインなど多彩なカラーを再現するのに最適。 現在、インクジェットプリント用のプリンターが数多く出回っているので、プリンターそのものの性能によって仕上がりや風合いが異なります。 ただし、インクを直接ふきかけるため、生地目や生地色に影響されやすく、特に濃色ボディは注意が必要。

白いボディへのプリントイメージ

黒いボディへのプリントイメージ

フルカラーのプリントでも生地馴染みが良い

04高級感・耐久性を求めるなら刺しゅう

独特の高級感は他にはない魅力。また、耐久性も抜群です。 個別のネーム入れに最適なため、企業ユニフォームや学生さんの制服などに利用されます。 相良刺しゅうや3D刺しゅうなどの技法があり、いろいろな表現を楽しめます。 多色の表現も可能ですが、比例してコストが上がってしまうことも。 キャップやアウター類への加工も相性◎。

独特の立体感と高級感が特徴

キャップへのプリントイメージ

加工方法特徴 一覧

技法の幅フルカラー
表現
小ロット
コスパ
大ロット
コスパ
細かい
デザイン
ボディとの
一体感
高級感特記
シルク
スクリーン
プリント
★★★★★—————-刷り手や工場によって無限大
インクの種類に依存
★★★—————-一色一版のため版代がかかる★★★★★★★★★★—————-ベタが得意
細かすぎるものは要相談
★★★★★★★製版が必要なため、小ロットが不得意。
インクや刷り手の技術により、さまざまな表現が可能。
転写
プリント
★★★—————-転写シートの種類に依存★★★★★無製版転写
★★★★★デジタル転写
★★昇華転写
★★★
無製版転写
★★★デジタル転写
★★★★★昇華転写
★★★
★★★★★無製版転写
★★★デジタル転写
★★★昇華転写
★★★★★
★★★シートの種類によって、価格や技法に幅があります。
共通してフルカラーに最適。
また、デジタル転写は製版が必要です。
インクジェット
プリント
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★—————-生地目の影響あり
濃色ボディは注意
★★★CMYKで柄を表現。
生地に直接インクを吹きかけるため、生地目の影響を受けやすいです。
刺しゅう★★★★★★—————-高コストになることも★★★★★★★★★★★★★★★★高級感・耐久性に優れた手法。
企業ユニフォームや学生の制服などに最適です。

加工方法によるプリントイメージ

シルクスクリーンプリント・ベタ面の多いデザイン
・単色のデザイン など

転写プリント・フルカラーのデザイン
・はっきりとした発色

インクジェットプリント・フルカラーのデザイン
・やわらかな発色

刺しゅう・帽子へのワンポイント
・個別のネーム入れ など


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